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国際興業バス「飯04　飯能駅〜中沢」探訪（1998/08/01）

（1998/10/02 開設　2000/11/10 更新）

平成10年年８月１日，友人と全国でも残り少ない車掌が乗務する（つまりツーマン）国際興業バス［飯04　飯能駅〜中沢］に乗ってきました．

私らは，早めに行き営業所を訪れました．友人が共通カードを買うというので，中へ入ってゆきました．その際，車庫内でバスの写真を撮らせてもらいたい旨申し出ました．私の不躾なお願いにも快諾を頂くことが出来，ゆっくりと撮影することが出来ました（このときのがこのＨＰ内にある1998/08/01付の飯能営業所内での写真）．

その後，食事をとり14:40の便に乗るべく駅へ戻りました．
乗り場へ着くと，予想以上に列が長い．
時刻表を調べてみると，全く同じ時間に同じ乗り場から「飯07　西武飯能日高」行がでるようで……．なるほど．

発車時間が近くなり，２台同時にやってきました．「飯07」が前で，私らの乗る「飯04」が後ろに停まりました．同じのりばから出るので，前のバスがすこし前方へはみ出すかたちになりました．

いよいよ乗り込む．車両は7015号車．
車掌さんと言えば，どんな感じなんだろうと思っていましたが，運転手さんがもう一人鞄をもって乗っているという感じでした．

乗客は，予想通りといったら失礼になるかも知れませんが，それほど多くはありませんでした．

途中，飯能河原の上を通りましたが，季節柄川遊びをする人たちでいっぱいでした．

新寺（にってら）からは，名栗方面の他の系統と分かれます．ここからしばらくはそれほど狭くない道を進むのですが，途中野ヶ崎を過ぎたあたりから道が狭くなります．ここまでは，バス停のポールもアルミ製の新型のものでしたが，その先はスチール製のダルマ（と私は呼んでいる）に変わりました．

途中，大型車がようやく通れるような幅の場所が何ヶ所もありました．
なるほど，このような路線を通すので運転手さん一人ではどうすることもできなる可能性があるので車掌さんが必要になるのでは？と感じました．

しかし，その日は偶然にも往復とも対向車が待避可能な場所に近いところで現れるという具合で，車掌さんの出番はありませんでした．

この路線には，難読とまではいかないにしろ変わった読みのバス停があるのでいくつか紹介したいと思います．

• 種木橋　→　くさぎばし
• 中内　→　ちゅうない
• 中藤　→　なかとう

このうち，下の２つは「なかうち」「なかふじ」と読んでしまいそうです．

さて，中藤（青石橋）を過ぎていよいよ山の中へはいるという雰囲気になってきました．
ここまで来ると，乗客は私らを含めて５人．途中「戸丸」「田中」というバス停がありましたが，バス停のまわりにちょこんと家や製材所がある程度でした．
この辺は，さすがにバス停の間隔がひろくバス停の数よりも感覚的に時間がかかる様な感じでした．
しばらくすると，突然に道路改修をしてありしっかりとした擁壁があり２車線の区間へ出たと思ったらそこが「中沢」でした．約40分の旅でした．
写真を見ていただければおわかりになると思いますが，当初予想していた鬱蒼とした山の中という雰囲気ではありませんでした（充分に山の中ではありますが……）．

結局，終点での乗客数は５人．そのうち１人は地元の人らしくバス停の先にある集落へ向かってゆきました．私ら２名を除くとあと２名になりますが，２人もどうやら同好の士らしく，降りたあと運転手さんとなにやら話していました．

そして，帰りも乗るのかな？と思っていると結局その２人は乗らずに竹寺あるいは子の権現へ向かい別のルートで帰るようでした．

折り返しまであまり時間がなかったため，写真を撮るだけに終わってしまいましたが，次回訪れることがあったら，ハイキングと組み合わせてみるのはどうかと考えています．　

写真：中沢バス停の様子(１)，中沢バス停の様子(2)，中藤（青石橋）折返場…車内から撮ったのでピンぼけです

平成10年11月16日に時刻変更が行われ，ほとんどが途中折り返しの「飯05　中藤（青石橋）」ゆきになってしまい，「飯04　中沢」ゆきが激減してしまいました（ちなみに[飯05]にも車掌さんは乗務しています）．さらに，平成12年11月１日に時刻変更がありましたが，平土休とも，飯04は４便になりました（平日，休日は１便ずつ増えました）．参考までに，中沢，中藤(青石橋)ゆきの飯能駅北口発の時刻を掲げておきます（左は平成10年11月16日改正のもの．右は平成12年11月１日改正のもの）．

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